交通事故に遭ったときの上手な整骨院の通い方

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交通事故に遭ったときの上手な整骨院の通い方

◎治療とリハビリ、両方が可能

交通事故に遭ってケガをした場合に必要になるのは、ケガの部位を治すことと、
治った後に、もとのような機能性を取り戻すリハビリです。
この両方をきちんと行うことで、元の体を取り戻すことができます。
整形外科のような医療機関も整骨院も、このどちらにも対応しています。

ただし、治療・施術の内容は、整形外科と整骨院では異なります。
それぞれに特性があるので、違いを知って上手に通い分けることが
早期治癒のポイントになります。

◎骨折の場合

事故で骨折した場合には、整形外科などの医療機関を受診し、
骨折箇所をギプスで固定して治療します。どの部位の骨折でも
一ヶ月以上はギプスをはめたままというのが一般的です。
長期間ギプスで固定することで筋肉が弱まってしまい、
骨が再生したところの可動性がよくないことから、骨折は治っても
元のような動きができるようになるためには、ギプスを外した後に
リハビリが必要になります。このリハビリが意外と大変で、時間もかかります。

リハビリは、整形外科でも整骨院でも可能ですが、少し方法が違います。
整形外科では主に器具を用いて、整骨院では器具と手技でリハビリを行います。
整骨院では熟練した治療家が、手を使って筋肉をほぐしたり、
患部のストレッチをしたりして、筋肉の柔軟性や機能性を回復していきます。
違和感を感じる箇所があれば具体的に伝えて、無理せずゆっくりリハビリしていきましょう。

◎むち打ち・腰痛の場合

むち打ちや腰痛など、いわゆる捻挫に当たるケガの場合は、
レントゲンなどでは異常が発見できないことも多いので注意が必要です。
また、放置してしまうと、後遺症として症状が残ってしまう場合もあるので、
しっかり治すことが大切です。

整形外科では、専門機器による治療と湿布などの投薬が主になります。
整骨院では、専門の機器と手技で、毎回患部の状態を確かめながら、
少しずつ施術をしていきます。違和感がなくなるまでしっかり時間をかけて
治療していきますので、不安や疑問があれば、気軽にお聞きください。

もし、整形外科で異常がないのに痛みや不調がつづく、
湿布などでは症状が軽減されないといった場合には、一度整骨院に
ご相談ください。

◎上手に整骨院を使ってください

不幸にも交通事故に遭ってしまった場合には、早く治療を開始して、
後遺症が残らないようにすることが大事です。整骨院での施術には、
整形外科など医療機関の治療とは違ったメリットがあります。
整骨院での施術のよさを理解して、上手に治療を進めていってください。